オスグットの原因と治療法

 

10代頃に膝の下部分が痛くなった記憶がありませんか?
ひどい人だと歩けなくなったりする人もいます。
これはいわゆる成長痛と呼ばれる症状で10代前半頃に多く、跳んだり、蹴ったりするスポーツをする人やスポーツを始めたばかりに多いことでも有名ですね。
厳密には成長痛ではないのですが。
今回はそんなオスグッドについて詳しく説明していきます。

オスグッドとは

正式名称はオスグッド・シュラッター病と言い、10歳〜15歳ぐらいの成長期の子供が跳んだり、蹴ったりするスポーツに多い怪我です。
大腿四頭筋の成長と足の脛の骨(脛骨)の成長スピードに差が出始めたことにより剥離してしまいます。

大腿四頭筋とは

起始は股関節で停止は足の脛骨粗面に付着している筋肉です。
主な作用
・股関節の屈曲
・膝の伸展

原因・メカニズム

ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)は、骨端線の閉じる15歳以降のスポーツ習慣保持者に好発する膝蓋骨周辺と脛骨結節部の疼痛疾患です。

ジャンプ動作やランニング動作の繰り返しによるストレスが、膝伸展機構に加わることで生じるオーバーユース障害のひとつです。

膝伸展機構に起因する障害はジャンパー膝とオスグッド病がありますが、両者の鑑別が難しい場合は簡単に年齢で分けられます。

骨端線が閉じていない14歳以下に発症するのがオスグッド病、骨端線の閉じる15歳以降に発症するのがジャンパー膝となります。

バレーボールやバスケットボールなどのスポーツ選手では、その30〜40%に発生すると報告されており、そのうちの1/3は両側性です。

予後は比較的に良好ですが、一部は慢性化して治癒するまでに長期間を要することもあります。




オスグッドの症状

・脛骨粗面の痛み
・運動痛
・脛骨粗面の隆起

脛骨粗面の痛み

上記で説明した大腿四頭筋の付着部分が痛くなり、膝を動かす筋肉でもありますのでその周囲が痛くなります。
人間のからだは膝に一番体重がかかります(体重の3倍)のでひどい場合だと立つことも苦痛になったり、歩くのも困難な場合があります。

運動痛

運動痛とは読んで字のごとく運動した時に出る痛みのことを言います。
大腿四頭筋の運動は
・股関節の屈曲
・膝関節の伸展
なのでこの動きに痛みが特に強く出ます。

脛骨粗面の隆起

大腿四頭筋と脛の骨(脛骨)の成長スピードの差が出るため、大腿四頭筋の付着部が引っ張られることにより脛骨粗面と呼ばれる部分が剥離してしまいます。
そのため隆起したような状態になってしまうのです。

オスグッドの治療方

運動後に痛みが出る場合は、運動前のストレッチやウォーミングアップ、運動後のアイシングやストレッチを徹底する
特に太ももの前の筋肉のストレッチが大事
運動時に強い痛みが出る場合は、運動を中止するか、活動量を落とすことが必要
ひざ下に巻くバンド(オスグッドバンド)のサポーターやインソールなど装着することもある
痛みはしつこく続き、運動を休まないと十分に治らないことも多い
痛みに応じて痛み止めを使用する(貼付薬、外用液、内服など)
はがれた骨の一部が残ってしまうことで、遺残性オスグッド・シュラッター病となって、症状が慢性化することがあるが、その場合は骨片を取り除く手術をすることがある
当院はそんな痛みのひかないオスグッドの治療に正しい使い方をすることによってなるべく負担を減らすことができるので早めに対策をしましょう