知っていましたか?腰痛の本当の原因
パソコンなどのデスクワークやイスから立ち上がる時、立ちっぱなしで腰が痛くなったことがある人は沢山いるとおもいます。
整形外科を受診する理由でも第一位は腰痛であり、その原因は様々です。原因によってはその対処法が変わり、普段から腰に負担がかかる動きや使い方をしています。
腰痛症の中でも原因が特定できるものは約15%で、その中で代表的なものは腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、ぎっくり腰、圧迫骨折、内臓の痛みなどが挙げられます。
腰に掛かる負担
腰は立っている時より座ってる時の方が楽に感じますが、実際は座っている時のほうが負担はかかります。
正しい姿勢で立った時、体の左右前後均等に使えた時の負担を1とすると、座っている時にかかる負担は
・座ている時1.4倍
・座りながらの前屈1.8倍
・立ったまま重い荷物を持つ2.2倍
・座ったまま荷物を持ち上げる2.75倍
このように普段から絶えず腰は負担が掛かっており、座りっぱなしや立ちっぱなしなどによって姿勢が乱れ、骨のカーブの減少や増加、筋肉の緊張、関節の負担によって腰痛は引き起こされます。
その中でも特に影響があるのは足の使い方です。
人間の足の構造
人間は動物の中で唯一の直立二足歩行で生活しており、人間は動く動物です。
昔は生きるために獲物を取ったり、敵から逃げたり、食事をしたりしていました。
なので人間の足は発達しており人間と猿の違いは足の裏にアーチがあるか、ないかの違いです。
この写真を見て分かるように人間と猿の足裏の違いは土踏まず(アーチ)が人間にはあって、猿にはありません。人の祖先は300年万年前以上前からの原始人にも足裏の土踏まずは確認されいます。
このことから人間は直立二足歩行で生活するために、足裏の発達がいかに重要だったかが分かります。
足裏の土踏まずの役割
・クッション作用
歩いたり、走ったりした際に地面から受ける衝撃を吸収し、関節や靱帯、骨、筋肉に掛かる負担を減らします。
・バネ作用
歩いたり、走ったり、立ち止まったりするときに働く機能です。
上記で説明した通り人間は『動く』生き物で。
それを支えている足元がグラグラしたりゆがみが出ると、それに乗っている膝から頭まで全てがゆがんでいきます。
まとめ
からだのゆがみの大半は足元が原因で起こっています。
それによってからだがゆがみ、バランスを取りずらい状態になることによって関節や靱帯や筋肉に負担が生じてしまいます。
足元をしっかりと正して、からだのバランスを整えて、腰痛を治しましょう。